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2009/06/21 01:10
新たな妻のお話。
源氏物語千年紀 Genji第11話「若紫へ」 ・OP「日和姫」 ・ED「恋」 ・O.S.T. ・DVD@/A/B/C
罪を償う謹慎へ。
流刑地・須磨での謹慎を決める光源氏、一緒に行くと言って聞かない若紫さんの想いに気付き、妻として待っていて欲しいと留まらせる事に。また、亡き父の墓前で、父から自分を許せと諭されますが、それが出来ないと泣き崩れたり。
出発を翌日に控え方々への挨拶も済んだ帰り、光源氏は野党に襲われますが蹴散らし事無き。その夜、光源氏は出発までの貴重な時間を一瞬も無駄にすまいと紫の上さんと共に過ごし、出発。光源氏は須磨の海を見ながら謹慎し、オシマイ?
謹慎の所為かお陰か、再婚が初っ端から単身赴任(違)ですが、紫の上さんが光源氏の妻になり、メデタシ?。光源氏が謹慎で果たすべきは、密通やそれにより傷付けた人への償いでしょうか?、それでも「愛は愛」と言ってる辺りは、下手すれば反省の色なしとも取れるような(えー)。冗談はさておき、これまで一途に光源氏を思い続けて来た若紫さんが、思いの丈を吐露する件は、その健気な想いと回想も相俟って、実にグッときました。流石にまだ幼いからか(?)事には及ばず?、謹慎の地で物語を〆たのも、愛憎の善悪のソレを暗喩してるようで興味深い最終回でした。
そんな感じで、大きな区切りの所でアニメは終了。原作については今作で出て来た登場人物の名前やその展開については大雑把に知っていましたが、本当の筋やラスト等々は知らないので、コレが原作のどのあたりなのかな(?)と思い(失礼)、そして改めて、日本を代表する長編文学がプレイボーイの色恋物語と言うのも不思議な感じがしつつ。
作品については耽美で端正なキャラ、丁寧で華やかな宮中・都・風景等々の描写、毎回のように繰り広げられる激しく官能的な恋と情交のシーン等々、アニメに浅い人々の観賞にも耐える見事な作品だったのではないかと思います。特に色恋沙汰については、正に大人向けアニメ枠・ノイタミナに相応しい内容だったかと。作品全体の雰囲気も、キャラデザや美麗作画、心情表現が素晴らしく巧みで出崎監督とスタッフの皆さんの仕事が実にお見事だったかと。そして、光源氏とその相手達の、中の人達の熱演も聴き応え充分で毎回本当に楽しかったです。
話が逸れますが、子供向け「御伽話」で描けない、原作通りの古典文学のアニメ化と言うのは、個人的にもっと×2数が増えて欲しいと思っています。
とまぁ褒め捲ってみましたが、今の倫理観やらに照らし合わせると、本当にアレな主人公だなぁとも思ったり(えー)。設定を現代に変えちゃえば俗に言うハーレム物であり、義母(義姉?)との禁断の愛、才女との燃える恋…とヤンデレ(違)、癒し系と悲恋、ツンデレ妻との擦れ違いと理解と別れ、積極派とそれに絡んで来る因縁、引き取り手塩に掛けて育てて来た義妹と結ばれる、等々。…何でしょう、いわゆる萌系アニメのテンプレが既に平安の日本で生まれていたと言う事ですかね?(笑)。個人的には、王命婦さん→藤壺さんの、仄かな主従百合風味も付け加えたく(えー)。何はともあれ、源氏物語のアニメ化と言う以上に、様々な面で興味深い作品だったと思います。キャスト・スタッフの皆さん、お疲れ様&ありがとうございました。
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